富士メディシィエで使用しているLEDチップについて
富士メディシィエで使用しているLEDチップについて
LEDは、Light Emitting Diodeの頭文字をとって名付けられています。電流を流すと光を発生する半導体で、発光ダイオードとも言われています。ダイオードに電圧を加えていくと発光することが発見され、さらに研究が進みp型半導体とn型半導体の間で発光する現象が分かり始めました。p-n接合部において電子と正孔(ホール)が最接合するときに、電気エネルギーが光エネルギーに変換することにより発光しています。
照明用途の光源として使用するには、白色光にする必要があります。
LEDを用いて白色光にする方法として、主に3方式があります。
1.青色LED+黄色蛍光体
2.紫色(近紫外)LED+RGB蛍光体
3.RGB三色の混光
(1)の方式は、青色LEDとその補色に当たる黄色を発光する蛍光体とその組合せによるもので、発光効率が高いため最も普及しています。構造がシンプルなため、青色LEDの技術開発と量産開発が待ち望まれました。
(2)の方式は、3波長型蛍光ランプと同じ原理で、紫色LEDの波長により赤緑青発光の蛍光体を通して、3波長を合成して白色光にする方式です。蛍光体の塗布の仕方によるバラツキによって、白色光もバラつく傾向があります。
(3)の方式は、3色のLEDチップから出てくる混光して白色を作るもので、3色のLEDだけではでていない波長域もあるので、色の見え方が不自然になるデメリットがあります。
富士メディシィエで使用しているLEDチップについて
LED照明はLEDチップが光を作り出しているため、LEDチップの性能が照明の品質に直結しています。
LEDチップメーカーはノーベル賞で有名な中村修二氏が在籍していた日亜化学工業株式会社が有名です。この日亜化学工業株式会社が青色LEDに関する多くの特許を持っています。しかし、他にもLED関連の特許を持つ会社があります。日本の豊田合成株式会社、アメリカのCree Inc、オランダのPhilips、ドイツのOSRAM Opto Semiconductorsなどです。こういったLED特許技術を持つ企業同士がライセンス契約をすることで、高性能な製品が作られています。ライセンス契約を結んだメーカーのLEDチップは品質も高く、特許の侵害の心配もなく安心して使えます。
世の中に出回っているLED照明の中にはノーパテントLEDチップ(ライセンス契約のないチップ)を搭載しているものもあります。弊社のLEDチップの製造元はCree、OSRAM、日亜化学工業、Philipsなど、特許の侵害の心配がないものを採用しています。お客様に安心してお使いいただけることを最優先に考えているからこそ、しっかりとした製品を取り扱っています。