水中照明器具と感電の危険性について

「水中照明=感電事故の危険性が高い」からなるべく水中照明を設置する施工はやりたくない!
そんな風に考えられている方、意外と多いのではないでしょうか。そこでLED水中照明器具の設置で、「感電事故が発生する恐れはあるのか?「どのような状況下で感電事故は発生するのか?」調査をしました。その調査結果をご紹介します。

起こりうる事故事例

調査1:器具内部への浸水による感電事故発生の危険性について

以下のような状況が発生すると、感電を起こす危険性があります。

浸水による感電事故の危険性
何らかの原因で照明器具内部に水が浸入、且つ点灯している状態(電気が通っている)で器具に誤って触れると、感電の恐れがあります。

 ただし、通常の人体には影響のない程度の(ピリッとするくらい)、微弱な電流しか流れません。

 

前面ガラスのねじを緩めない ねじは緩めない

水中で器具を使用する 〇 水中照明設置方法

 

万が一器具内部への浸水を発見した場合は、電気の供給自体をすぐに止めてください。その後不良器具のみ取り出し、弊社へご連絡ください。
(☎03-6380-8103)

このような事故を防ぐために

弊社ではこのような事故を防ぐための取り組みとして、以下の3点を行っています。

24時間水没試験
①24時間水没試験
組立完了後、必ず1台1台水に沈め、
24時間の点灯確認をしています。
1つ1つ動作チェック
②1つ1つの動作チェック
導線に半田付けが完了した後や、
組み立て完了後は必ず、
1台1台動作確認を行っています。
MEAN WELL HLG電源画像
③保護機能付き電源の推奨
ショート故障に対する保護機能など、
照明器具に不具合が発生した場合に
備え、あらゆる保護機能を有した
「※MEAN WELL社製」の電源を推奨しています。

 

※出典:MEAN WELLホームページ(URL:https://www.meanwell.com/productSeries.aspx

 

調査2:漏電による感電事故発生の危険性について

以下のような状況が発生すると、感電を起こす危険性があります。

漏電による感電事故発生の危険性

 

照明器具と電源の間のケーブルが、何らかの原因で損傷したことにより漏電が発生。この状態で照明器具に誤って触れると、感電の恐れがあります。

 ただし、通常の人体には影響のない程度の(ピリッとするくらい)、微弱な電流しか流れません。

 

ケーブルに損傷を与えない

(※ケーブルを固定する際にステップル等を使用する場合は、特に注意してください)

ステップル

 

このような事故を防ぐために

弊社ではこのような事故を防ぐための取り組みとして、以下の3点を行っています。

MEAN WELL HLG電源画像  ①豊富な保護機能をもつ
MEAN WELL社電源を提供
弊社で提供している「MEAN WELL社製」の電源は、器具自体に電気系統の異常が起こった場合、電源の保護機能が作動し、電気の供給自体が止まる仕組みのため安全です。
水中照明はDC24V仕様 ②すべてDC24Vの
安全仕様

弊社で取り扱っているLED水中照明器具はDC24Vの安全仕様の製品しか取り扱っていません。
防水ケーブル ③堅牢な防水ケーブルを
使用

欧州電気標準化委員会が制定するHAR規格を取得したラバーシースケーブルです。堅牢な材質により、重度のストレスを受ける屋外での使用に適しています。