LEDの寿命を長持ちさせるために。安全チェック項目のご紹介 ~屋外投光器編~

120W・140W投光器導入お助けコラム, 200~800W投光器導入お助けコラム

屋外施設用でLED投光器を使用する際の点検項目をご紹介します。
(※参考文献:一般社団法人 日本照明工業会 URL: http://www.jlma.or.jp/anzen/anzen_cs.htm

点検項目

使用状況・環境

分類 安全点検項目 該当する 評価
使用期間 10 年以上,又は累積点灯時間が 30,000 時間以上である。  
15 年以上,又は累積点灯時間が 40,000 時間以上である。  
特殊環境 温度: 照明器具周囲温度が 35℃を超えている。  
雨水: 照明器具に雨水がかかる。  
化学薬品工場,温泉など腐食性ガスが発生する。  
石油化学工場など可燃性ガスが発生する。  
工場など照明器具が振動の影響を受ける。  
鋳造工場など照明器具が油煙の影響を受ける。  
雷害 雷の影響で消灯,又は点滅したことがある。  

【共通】照明器具本体・部品

分類 安全点検項目 該当する 評価
灯体 清掃しても汚れが落ちない。  
点さび(点状のさび),変色,ふくれ,又はひび割れが見られる。  
塗装面の塗膜剥離,又は腐食が著しい。  
取付け部に変形,ガタツキ,ゆるみなどがある。  
照明器具内部に浸水,又は浸水跡がある。  
取付金具類 変色,さび,変形,破損などがある。  
照明器具が傾くなど,正常に取付けられていない。  
可動部分の動作 可動部分(開閉箇所,調整箇所など)の動きが悪い。  
可動部分にさびが発生している。  
電線 硬化,又は変色が見られる。  
ひび割れ,又は心線露出が見られる  
カバー 変形,又は変色が見られる。  
破損,又はひび割れが見られる。  
端子台 接触(端子)部分に変色,又はさびがある。  
接触(端子)部分が黒くこげたようになっている。  
外郭材料に変色,ひび割れ,破損,こげ跡,熱変形などがある。  
スイッチ類 誤動作したり,スイッチを入れても点灯しないものがある。  
ねじ類 ねじなどに変色,さび,ひび割れ,破損などがある。  
ねじにゆるみがある。  
パッキン、
ブッシング、
張力止め、
ランプサポート
変色,硬化,又はひび割れがみられる。又は,破損している。  
電気的特性 分岐回路の絶縁抵抗が 0.2MΩ未満(150V超過),又は 0.1MΩ未満(150V 以下)で ある。  
照明器具単体(電源一括と非充電金属部間)の絶縁抵抗が 30MΩ未満である。  
その他 こげ臭いにおいがする。  
発煙の跡がある。  

【光源近傍】照明器具本体・部品

分類 安全点検項目 該当する 評価
発光部 発光部周辺にほこりやごみがある。  
発光部の一部又は全体が変色している。  
発光部の一部又は全体が暗い。  
発光部の一部又は全体がちらついている。  
短時間で点灯不能となる。(点灯寿命が短い)  
発光部を交換しても正常に点灯しないものがある。  
発光部を交換しても点灯するまでに時間が長くかかるものがある。  
発光部を交換しても他のランプより極端に暗いものがある。  
指定外のランプを使用している。  

【制御装置】照明器具本体・部品

分類 安全点検項目 該当する 評価
ケース 熱による変色が見られる。  
さびの発生が見られる。  
内部の充填物などが流出している。  
変形,又は破損が見られる。  
口出し線 硬化,又は変色が見られる。  
ひび割れ,又は心線露出が見られる。  
電気特性 LED 電源装置単体(電源一括と非充電金属部間)の絶縁抵抗が 30MΩ未満である。  

処置手順

上記点検項目に該当する項目がある場合は、具体的処置記載内容を実行してください。

評価 具体的処置 該当個数
照明器具の劣化がすすみ,危険な状態になっています。 事故防止のためすぐに使用を中止し,新しい照明器具にお取り替えください。  
部品の一部の劣化がすすみ,危険な状態になっています。 部品交換をしてください。(複数個ある場合は,新しい照明器具への取り替えをお勧めします)  
照明器具が使用環境に適しておらず,危険な状態になっています。 事故防止のため使用を中止し,使用環境に適した照明器具にお取り替えください。  
照明器具の劣化がすすみ,危険な状態に至る可能性があります。 今後は 1 年に 1 度,安全チェックシート(詳細版)による点検を実施してください。  

※3年に1度は専門家による安全チェックシート(詳細版)による点検を受けてください。

(詳細版のダウンロードはこちら

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LED投光器の寿命とメンテンナンス方法について

200~800W投光器導入お助けコラム

LED投光器の寿命

一般的にLEDの寿命は40000時間です。
ただしLEDの場合は寿命を迎えた際点灯しなくなるわけではなく、使用開始時の明るさの70%程度になった状態を寿命として設定しています。
(※日本照明器具工業会が設定)

LED投光器のメンテナンス方法

1.器具お手入れの際は、必ず電源スイッチを切ってください。消灯直後は器具が高温となっていますので、しばらく(20~30分程度)おいてから行ってください。

注意】

2.器具の外面やガラスの外面の汚れは、柔らかい布を水に浸し、よくしぼってから拭きとってください。

※ホースなどで直接器具に水をかけないでください。また、モップやデッキブラシなどを用いた清掃を行わないでください。器具内への浸水や器具の破損の原因となります。

※シンナー、ベンジン、みがき粉やたわし、熱湯、アルカリ性洗剤、薬品などは使用しないでください。

取り替え時期の目安は、通常の使用状態(周囲温度30℃、一日10時間点灯)において約8~10年です。
各種部品の劣化も進みますので、この時期を迎えたら交換をおすすめします。
また1年に1回は上記メンテナンスを行い、3年に1度は有資格者による点検をおすすめします。

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【明日使える豆知識】長寿命LED照明。その歴史とは?

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照明の歴史

1810年
ガス灯の誕生
1879年
エジソンが白熱球の特許を申請
1890年
日本で初めての国産電球が実用化(東芝の創業者の1人である藤岡市助によって実現)
1907年
半導体による発光現象の発見(LEDへと続く研究の起源)
1938年
蛍光灯が実用化
1950年
蛍光灯が家庭で普及
1962年
赤色LEDの開発
1968年
緑色LEDの開発
1989年
青色LEDの開発(赤崎博士、天野博士のグループが開発)
1993年
青色LED量産技術の開発(中村修二氏が開発)
1996年
白色LEDの開発(日亜化学工業が世界で初めて白色LEDの実用化に成功)
2014年
青色発光ダイオード(LED)の発明と実用化に貢献した赤﨑勇名城大教授、天野浩名古屋大教授、中村修二氏がノーベル物理学賞を受賞

LED照明は最近になって登場した印象を受けている人が多いのではないでしょうか?実は20世紀初頭にはLED研究の起源となる半導体による発光現象を発見されていました。そこから約100年近くのときを経てLED照明は誕生したのです。

現在の白色LEDを実現させるためには、青色発光ダイオードの開発が必須でした。赤色と緑色に光るものはすでにあったため、光の三原色で白色を作るためには青く光るものが求められ、世界中の多くの研究者が開発に挑戦しました。多くの研究者が脱落するなか、研究を続けた赤崎氏、天野氏のグループが1989年についに青色発光ダイオードを開発しました。さらに1993年、中村氏が従来の100倍の明るさのものを作りLEDの実用化が進みました。

LED照明は省エネ、長寿命の観点だけでなく、赤外線や紫外線をほとんど含まないことから照射物にやさしい照明としても期待されており、紫外線による品質の劣化が懸念されるものの保護にも役立っています。

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【200~800W投光器編】LED使用上の注意

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200~800Wの投光器をご使用いただく上で、
使用不可の環境や使用上の注意点をご紹介します。

使用してはいけない環境

周囲温度-30℃以下の場所

周囲温度60℃以上の場所

積雪100cm以上の場所

※投光器に雪が大量に積もると落下の原因となります。

温泉地など腐食性ガス発生する場所

※光学特性等に不具合が発生することがあります。

風速65m/Sを超える環境

※風速65m/S・・・電柱が傾くくらいの強風

してはいけない使い方

指定以外の誤った取り付け方

※上図以外の取り付け方はしないでください

密閉した空間での設置

※密閉すると放熱ができず故障する原因となります

日中の点灯

落下・衝撃を与える

光を直視する

お手入れ時に水を吹きかけたり洗剤を使用する

※水で濡らした柔らかい布でやさしく汚れを拭き取ってください。

上記のような使い方をすると発熱・短寿命の原因となります。
絶対にしないでください。

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LEDの構造に秘密があった!LEDの寿命をもたせるコツ教えます。

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白熱電球とLEDの寿命の違い

白熱電球

LED電球

一般的に白熱電球の寿命は約1000~2000時間と言われているのに対し、LED電球は40000時間と20倍以上寿命が長いのが特徴です。
とはいえ同じ寿命でも、寿命を迎えたときの状態は異なります。白熱電球の場合は切れて点灯しなくなりますが、LEDの場合は使用開始時の明るさの70%程度になった状態を寿命として設定しています(※日本照明器具工業会が設定)。

LEDの寿命と関係があるのは放熱構造

いくらLEDの方が寿命が長いからといって、どんなLED製品でも同じくらい寿命が長いかというとそうではありません。
もちろん使用時間や使用環境によっても異なりますが、大切なのは「放熱構造」です。
放熱構造により放熱対策がきちんとされている照明ほど寿命が長い傾向にあることがわかっています(下記グラフ参照)。

LEDは発熱しないと言われていますが、厳密にいうとそれは間違いです。LEDは光自体の発熱は少ないですが、内部の素子部分は熱を発します。そのためLED照明でも、その熱を上手く逃がす構造による放熱の対策がきちんと施されていない製品は、寿命が短かかったり取り付けてすぐに不点灯が起こるなどトラブルにも繋がってしまいます。
そのため、LED照明を選ぶ際は放熱構造に着目して選ぶことがおすすめです。

【放熱性と寿命の関係グラフ】

出典:LED照明水深協議会ホームページ「LEDの寿命について」
URL: http://www.led.or.jp/led/led_life.htm

赤:LED 青:蛍光ランプ 緑:白熱ランプ

高い放熱構造の投光器をお求めなら富士メディシィエがおすすめ

LED照明の中でも特に放熱構造に注意をしなければならないのは、屋外のスポーツ施設や3m以上の屋外看板等で使用する消費電力が100W以上の大型投光器です。
こういった場所はLEDの設置位置が高い場所にあるため、日中は太陽光で照らされた状態となり、いくら夜間のみの使用といっても放熱構造がしっかりとしていないと不点灯等のトラブルになりかねません。
富士メディシィエの120W~800Wの大型投光器は、こういった過酷な屋外環境で使用することを前提に放熱板の厚さや設置量を計算し設けているので、屋外でも安心してご使用いただけます。

■参考図:120W・140W投光器の放熱板と放熱構造

■参考図:200W投光器の放熱板と放熱構造

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【JIS規格】屋外スポーツ施設の照明基準一覧

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スポーツ施設の照明はJISが定める照度基準というものがあります。JISが定める照度基準は、運動競技者、審判員などの運動競技関係者、観客、テレビジョン放送関係者などが、安全、円滑及び快適に運動競技を行ったり、観戦したり、又は撮影したりするために必要な照明要件について規定されたものです。 JIS規格は日本における工業標準化の促進を目的に制定されている国家規格ですが、法規とは異なりJIS規格に適合しない照明計画を禁ずるものではありません。そのため必ず守らなければならないものではなく、あくまで目安として照明計画をする際の参考としましょう。 今回は屋外スポーツ施設に特化して、スポーツ施設の種類ごとに照度基準をご紹介します。

屋外スポーツ施設と照度基準について

競技区分

スポーツを行う競技場の規模や使用用途により、照度基準が異なります。JIS規格では3つの競技区分を設定し、それぞれ照度基準を定めています。

【競技区分Ⅰ】

観客のいる国際、国内、地域全体又は特定地域における最高水準の運動競技会。最高水準のトレーニング。 

【競技区分Ⅱ】

観客のいる地域全体又は特定地域における一般的な運動競技会。高水準のトレーニング 。

【競技区分Ⅲ】

観客のいない特定地域の運動競技会、学校体育又はレクリエーション活動。一般トレーニング。 

屋外スポーツ施設の主な設定基準

【照度基準】 光に照らされたコートやグラウンドの明るさの基準となるものです。 【照度均斉度】 コートやグラウンド全体がまんべんなく均一な明るさで照らされているかの基準となる数値です。 「1」に近いほどムラのない光でコートやグラウンド全体が照らされているという基準になります。 【グレアとグレア制限値について】 グレアとは不快感や物の見えづらさを生じさせる「まぶしさ」のことを言います。JIS Z 29127スポーツ照明基準でグレアを考慮する必要があるスポーツの場合には許容できるGRの上限値(GRL)を競技により定めています。

主な屋外スポーツ施設と照度基準一覧

■フットサルコート

競技区分維持照度(lx)照度均斉度屋外グレア制限値(GRL)
5000.750
2000.550
1000.355

■テニスコート

競技区分維持照度(lx)照度均斉度屋外グレア制限値(GRL)
5000.750
3000.650
2000.555

■硬式野球

競技区分維持照度(lx)照度均斉度屋外グレア制限値(GRL)
内野:1000
外野:750
内野:0.7
外野:0.5
50
内野:750
外野:500
内野:0.6
外野:0.5
50
内野:500
外野:300
内野:0.5
外野:0.3
55

■軟式野球

競技区分維持照度(lx)照度均斉度屋外グレア制限値(GRL)
内野:750
外野:500
内野:0.6
外野:0.5
50
内野:500
外野:300
内野:0.5
外野:0.5
50
内野:300
外野:200
内野:0.5
外野:0.3
55

■サッカー

競技
区分
維持
照度(lx)
照度
均斉度
屋外グレア
制限値(GRL)
5000.750
2000.550
1000.355

■学校グラウンド

競技区分維持照度(lx)照度均斉度屋外グレア制限値(GRL)
5000.750
2000.550
1000.355

■バスケットコート

競技区分維持照度(lx)照度均斉度屋外グレア制限値(GRL)
5000.7-
2000.6-
1000.5-

競技区分Ⅲ 小規模スポーツ施設に高品質・低価格でスポーツ照明を入れたいなら富士メディシィエにおまかせ!

導入事例のご紹介

■導入事例:俊輔パークフットサルコート

■導入器具:200W投光器

型番:FCS200HM-200W-5000-60 光の色:昼白色(5000K) 光の角度:広角(60度) 台数:8台

予算:約80万円

*工事費は含まず

富士メディシィエスポーツ照明のおすすめポイント

屋外で投光器を使用される場合は、 台座部分が太く・強力な製品を選ぶことが重要です! (※強風等により台座部分からヒビが入ると、製品の落下や器具内部への水の侵入による不点灯が起こります)

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